what’s YM!

~YMっていったいどんなお店?~

「イタダキマス」と「ゴチソウサマ」


近頃「イタダキマス」や「ゴチソウサマ」を言っていますか?
お野菜やお肉、調味料、食器…

当店では(なるべくではありますが)生産者の方とお話しできる機会を求めております。

「みやじ豚のヒレ肉って何でこんなに味が濃いの!?」
「このお箸って箸置きいらなくてビックリした!」
「春菊嫌いだったけどYMのは甘くて初めて美味しいと思った!苦手克服!」
などなど。

様々な感想を生産者の元にお届けしております。


生産者の方々はこのお話を耳にした時、一様に笑顔が溢れます。
嬉しかった、楽しかった、美味しかった。
こういった喜びを消費者だけでなく生産者も含めて分かち合いたい。

そして「イタダキマス」と「ゴチソウサマ」を大事にしたい。
そんな思いを込めて。

やっさいもっさいとは

店舗情報

席数:着席時最大約80名
平均価格帯:3000円
貸切対応:あり(詳細はお尋ねください)
時間外営業:まれにあり(お問い合わせください)
飲み放題:あり。ビールはプレミアムモルツ!(要予約/詳細はお尋ねください)
設備:大型スクリーンによるプロジェクターやマイク、各種音響ございます
(詳細はお尋ねください)
スポーツ観戦:できます
お誕生日会:大歓迎です/ご相談ください。できる限りのことは協力します!
合コン:大歓迎です/話に詰まったらスタッフを呼んでください、パス出します!
歓送迎会:大型スクリーンで思いをぶつけるビデオレター、涙モノです。
ゲーム大会:懐かしのFCやSFCできます(笑)

お料理:近郊(藤沢市打戻)で育った最高級品質のみやじ豚、
まさに地元、湘南台産の新鮮野菜、その他各種ございます。
和テイストですが創作料理と本人は考えております。
おそらく日本一みやじ豚をお安く提供しているお店です。

お飲み物:神奈川県下 “約20店/4800店” の
選ばれしサントリープレミアムモルツ樽生「超」達人の認定店。
厳選の焼酎40種、梅酒果実酒が約30種、
個性的なウォッカ・ジンを始め多様なお酒を取り揃えております。
また、ソフトドリンクも充実。
マンゴー、キウィ、ピーチ、クラマト…もちろんノンアルコールカクテルも!




お世話になっている食材を紹介!

みやじ豚について

上にもある通り、藤沢市の慶応大学のそばで飼育されている豚肉です。

特筆すべきはそのきめ細やかな肉質と脂の旨味。
驚くほど舌触りがなめらかで旨味が強く、
さらに融点が低い脂は口に入れた時にダイレクトに香りとコクが広がります。

いかに「豚をストレスなく育てるか」、
すなわち、「どれだけ愛情をかけられるか」、が肉質を大きく左右するそうです。

お肌のハリにはビタミンが必須なのと同様、
その含有率(一般的な豚肉の6倍!)が旨みを閉じ込めた証拠です。

直送なので鮮度も抜群で、完全に火を通さなくても
安心して召し上がっていただけるという、紛れもない、最上級の豚肉です。

月に一度BBQも主催されており、一般の方の参加ももちろん可能です。
メディアにも多く登場しており、多い時には参加者が200名を超えるとか。
2007年には、並み居る豚肉を抑え、神奈川県の豚肉品評会で1・2フィニッシュを飾り
農林水産大臣賞を獲得、名実ともにブランド豚の地位を確固たるものにしました。

神山さんのお野菜について

湘南台5丁目を中心に果樹園と野菜畑を営んでおられます。

春夏秋冬、数多くの野菜や果実を栽培され、
直売所ではほぼ毎日その朝収穫されたお野菜を中心に販売。
露地栽培、つまりは「土」にこだわり、
愛情をかけられて育ったお野菜は、とにかく味が濃い!
ほうれん草、しし唐、春菊の甘みには衝撃を覚えました。

また、その鮮度(というよりは生命力)はまさに驚きで、
ハリ・ツヤはスーパーのそれらと比較になりません。

天候に左右されがちですが、収穫されたお野菜と果実には絶対の自信があるそうです。
極力手を加えず、お野菜が持つそのものの味を
ご提供できるよう心がけておりますので是非お試しください!

神山さんも実は数々の品評会の実績がおありで、
藤稔(ふじみのり)という葡萄でこちらも農林水産大臣賞を受賞されております。
もぎ取り体験や果実の全国発送も可能です。
収穫量に限りがございますので早めの予約が必要だそうです。
実はYMスタッフもお祝い事などでお世話になったりしております。

マルエ醤油

福岡県を代表する老舗の、味噌・醤油を製造されているメーカーです。
温故知新をモットーに、生活の傍から食を支える調味料を製造・開発されております。

九州の料理は旨い!とよく耳にしますが、
食材というよりは調味料の違いが一番大きい事にマルエ醤油さんに気づかされました。
昔ながらの製法にこだわった、
お肉や野菜の素材そのものの旨味を最大限に引き出す甘みのある醤油や味噌は、
万人に受け入れられる事がこれまでのYMを通して解ってきたつもりです。

鍋つゆの開発、ひいてはメニューの提案に至るまで様々なアドバイスを頂き、
常にお酒の供としての食べ物を支えて頂いております。

調味料が前面に出ることはあまり多くないですが、
確実に他では出せない旨みを引き出してくれているYMの
影のMVPと言っても過言ではありません。

関東ではあまり馴染みのないメーカーですが、
スーパーでも稀に見つけることができますので
是非手に取って、いや、YMで噛みしめて味をお楽しみください。



YMの独り言

以下、徒然なるままにYMの独り言を。

「幼少期にあった当たり前のものが今はありますか?忘れていませんか?」

誰もが過ごす幼少期。あなたは何をしていましたか?
小学校に行き、給食を準備する、食べる。お昼休みにみんなで遊ぶ。
そして掃除当番がいて、さぼったり、怒られたり。
家から帰ってはランドセルを投げやって近くの空き地に遊びに行き、
日が暮れるまでケイドロをしてサンサンと陽を浴びる。
雨の日は家でファミコンを。たまには家族でドンジャラを。

また、おやつとして家庭菜園で育てた胡瓜やトマトをもぎ取って食べる。
お昼ころには近所のおばぁちゃんが玄関の前に朝採れた白菜や高菜を置いていく。
「今年の玉葱は甘い」とか、「柿は今年は実の入りが遅くて渋い」などなど。

テレビは一週間で7時間、テレビゲームをするには食器洗いに風呂掃除。
「ただいま」や「おかえり」、「いただきます」と「ご馳走様でした」は家族のルール。
季節の移り変わりと共に家の周りで起こる行事や家庭のルール、などなど。
子供のころ当たり前にあったものって、大人になった今、どうなっていますか?
昔遊んだことって、今真剣に取り組めますか?
昔食べていたものって今食べることができますか?
その「当たり前」を忘れた大人になっていませんか?
でも、いや、だからこそ、かつての記憶はキラキラと輝いていませんか?
子供時代に感じたものってかけがえないものではありませんか?

いつまでも、その気持ちを忘れたくない、私はそう思います。
大人になって
「人様がしてくれたことに感謝の気持ちをこめて『ありがとう』って言いなさい」
なんて教えられることはありますか?
なかなかないですよね。
では、その気持ち、取り戻せる場所があったらいいな!!!


「アナログからデジタルの時代に」

80年代の幼少期を過ごした僕は、
まさにアナログからデジタルに時が移りゆくまっただ中で育ちました。
晴れた日は広場で野球やキックベース、雨の日はファミコンを持っている友達の家に集合。
ファミコンを買ってもらえなかった僕は8bitの電子音にただならぬ憧れを感じたものでした。
お小遣いを貯めてビックリマンやカードダスを集め、
秘密基地にそれらを持ちより自慢のコレクションを披露するのが至福のひと時でした。
時代はまさに「アナログからデジタル」の過渡期、
おもちゃは劇的に複雑化し、さらにその数は増加していきました。

そして生活にデジタルが増えていった。

家に帰ったらおやつの説明が書かれた母の置手紙があった。
それはいつしか携帯のメールに変わった。
晴れた日の公園、子供たちは集まってポータブルゲームで通信をしながら遊ぶようになった。
家族で外食をする際、子供は食事が運ばれてくるまで
黙々とゲームをする光景を頻繁に目にするようになった。

時代の変化とともに生活様式が変容していく事は当然です。
僕自身もそうでした。

一人暮らしを始め、ますますデジタルに囲まれた生活が増えていきました。
携帯のボタン操作でお昼ご飯から大型家具まで宅配注文が可能となりました。
「作る・売る・消費する」が分断され、生産者と消費者が対話できる機会がなくなりました。
携わった方々の温もりを消費者は感じることが少なくなりました。
気づくと「頂きます」を言う回数が減っていました。
消費すること自体が機械的になっていました。

だからこそ、今「イタダキマス」と「ゴチソウサマ」を大事にしたい!
デジタルに囲まれた時代だからこそ、人と人が触れ合う時間や機会を大事にしたい。
そしてそのようなお店にしたい。
YMはそのように考えております。

駄文を長々と申し訳ございませんでした!